2024年のコラム

   

今月のひと言

当社のコラム担当 「今が好き♪」 氏のコラムです。毎月連載します。

    
2024年 6月号 「OB会」New!
5月号 「クイーン エリザベス号」
4月号 「機関車バス『青春号』」
3月号 「アーユルヴェーダ」
2月号 「飲み友達」
1月号 「出生数」
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6月号 「OB会」New!

 久々の『OB会』に出席しました。筆者に限らず、誰もが歳を重ねると学校・企業・団体・サークルなど相当数のOB会に所属することになります。都市部と違って、ここ日の出町のように代々続く土地に住み、文字通り土着で家を継いだ長子たちは子供時代からの一生付き合いで、昔は同じ小中学校のOBたちが近所に大勢いたはず。実際、家人の父親はそうした一人。大学時代と戦地暮らしの期間を除いて生涯この地で暮らし、子育てを過ぎたあたりから小中学校の同窓会で集まり、後半は夫婦参加。最後は2組の夫婦となってしまい、2012年96歳で父が亡くなりOB会は終焉したとのことです。

 さて、表記のOB会は「電算スタメン会」と称し、母体は東芝小向工場に電子計算機事業部が新設され、専用の青梅工場に移転するまでの1963年(昭和38年)から昭和42年末の事業部初期に在籍していた者たちが中心で筆者も当時のメンバー。会発足は1995年、電子計算機事業部スターティングメンバーの会です。京浜や多摩・青梅在住者がメインで一時300名近い会員と出席60~80名のOB会でしたがコロナ禍で6年ぶり、この5月昼、新橋の居酒屋で再開した第11回は会員108名、出席21名で最年長は88歳、最年少77歳でした。平均年齢は毎年上がり会員は年々減るばかりです。現在までの物故会員89名、内2018年第10回以降は28名となり懐かしい名前、お世話になった先輩多数でした。もちろん、出席者はそこそこ元気。お互いの出席と健康を喜び会い、近況報告や物故者・欠席者の情報や思い出話と話は尽きません。

 当日配布された会員名簿には,出欠回答メールで求められた簡単な近況報告が記載されて暮らしぶりや健康状態などが、ある程度判り好評でした。幹事さん(元ワープロ事業部長83歳Hさん)ありがとう。実はこの表が興味深く、回答者78名の半数が結構元気で海外旅行・畑仕事・地域活動やボランティア・ゴルフ・コーラスや写真・句会などで活躍中。一方健康や体調不良の報告は20名ほど、足腰不具合で階段・外出に支障と毎日快適とは言えない会員も増えました。懸案はこの会をいつまで続けるかでしたが、幹事と事務局は今後も従来通りの隔年開催を可能な限り続けたいと意気盛ん。あと10年、筆者91歳。存命で都心への外出ができたら上出来ですが…。

 *註:2016年11月号「東芝青梅事業所」を参照ください。

5月号 「クイーン エリザベス号」

 英国女王の名を冠した客船『クイーン エリザベス号』(90,900トン・全長294m)に乗船してきました。昔から船旅ファンなら一度は乗りたい船の筆頭格でしたが、現在の3代目が誕生した2010年頃から10万トンを超えるいわゆる豪華客船が次々と誕生し選択肢が広がりました。現在の最大の客船は25万トン・365mです。  本船は2018年に改装され、英国調の内装調度やもてなしを売りに昨年から東京や横浜を起点に日本各地を回るクルーズに活躍していています。こうした日本拠点のいわば出稼ぎ船は他にも 「ダイヤモンドプリンセス」・「MSCベリッシマ」などが就航中、両船とも10万トンを越します。

 さて、QE号。家人の沖縄旅行と筆者の船旅希望の折衷案で、昨年クラブツーリズム社に申し込みました。今年になって乗船案内が来て手続き完了。スーツケースは事前に船室に送ることができて便利。航空機の場合は持ち主と一緒の移動で重量制限もあり厄介です。
こうして4月7日東京国際クルーズターミナルから出港。航程は8・9日台湾に向けてのクルーズ、10日花蓮・11日基隆・12日石垣島・13日那覇に寄港、14・15日東京に向け復路航海、16日朝帰港の予定でしたが、出航間近の3日に花蓮市で大地震が発生し、急遽予定変更。基隆に2日間の停泊となりました。寄港地は朝入港、日中観光、夜出港とどのクルージングもほぼ同じパターンですが、初日の基隆は連泊のおかげで帰船の門限真夜中0時と夜遊び放題でした。

 台湾への航海は黒潮に逆らって南下のせいか予想外のゆれです。船上ではレストラン・ショッピング・シアター・アフタヌーンティー・イベント・各デッキ探索などで過ごしました。さすが女王の船だけあって、派手さはないものの、アールデコ調と言われるシックなデザインと色調、子供の乗客はほとんどいません。吹き抜けのホールを飾る初代QE号の巨大な寄木細工・カジノルームのビッグベンの大時計・エリザベス2世の肖像画前などがカメラポイント、筆者たちもガライヴニング(フォーマルデイ)にはここで記念撮影でした。乗客定員2081名で今回は日本人が994名と半数、英国463名、米国138名以下オーストラリア、カナダなどが主要客でしたが、サービスの主体は欧米人向けで、シアターのショーでは出演者の冗談に笑うのは英国人、真ん中に陣取った大多数の日本人はシーン。食事も質より量で舌の肥えた日本人には今一つでした。多少不満の残るクルージングでしたが寄港地は再建中の首里城見学などどこも楽しめました。折りを見て報告したいと思います。

 *註:2016年8月号「地中海クルーズ」を参照ください。

4月号 「機関車バス『青春号』」

 日の出町には機関車バス『青春号』と言うトレーラーバスがあります。蒸気機関車を模した牽引車が客車を牽引するバスです。今ではわが国で1台のみというトレーラーバスで、もともとは町営の生涯青春の湯「つるつる温泉」とJR武蔵五日市駅を結ぶ西東京バスの路線バスでしたが昨年3月で老朽化のため営業運転を終了しました。平成8年(1996年)11月の温泉開業当時から評判のバスで温泉もそうですがバス目当ての乗客や家族連れも楽しませてきました。今回のバスはその2代目と言うことで平成19年(2007年)から終了まで587,500㎞を走破しました。現在は絶版となりましたがミニカーの「トミカ」からロングサイズのシリーズとして青春号が発売されました。

 片道8㎞ほど、平井川に沿ったカーブの多い道を20分ほどで運行。通常のバスより長い分トレーラー形式の方が曲がりやすかったと思います。最もトレーラーの運転には牽引免許が必要で、コンテナ車などのトレラートラックはもちろんキャンピングカーやボートをけん引する場合も同様です。更に乗客を乗せる客車をけん引する場合は牽引2種免許が必要とありますが、この免許を取得してもトレーラーバスは国内には1台のみで運転するチャンスはまずないと言えます。最もトラックやキャンピングカーなどはOKですから使い道がないわけではありません。それより国内に1台と言うことは運転免許試験場にはバスがないと言うことになりますから2種の運転試験はどうするのでしょう。トラックなど他の車種で代用するのか外国の試験場を借りるのでしょうか。

 話がそれましたがこの青春号、廃業後は売りに出され、町の有志グループに買い取られて整備されました。中心は卒塔婆製造所社長と自動車整備工場の社長。後者は商売柄自動車好きで、本業の傍ら赤いフェラーリに焼き芋釜の赤いトレーラーを引いて「スーパーカーやきいも」と名付けてイベント会場で売ったり、昼休みに役場前の広場に現れたりで町おこしに一役買っている御仁。トレーラーには縁があったのでしょう。TVでは園児を載せて老人ホームを訪問した様子が紹介されました。また最近では3月16日に開通した青梅市と日の出町を結ぶ「梅ヶ谷トンネル」1.3kmの開通記念マルシェや30日の桜祭り会場でも展示され、老いてなお活躍中の青春号です。これからも末永くお元気で!

 

3月号 「アーユルヴェーダ」

 インドの伝統的医療に『アーユルヴェーダ』がある。この1月の10日から3週間にわたり、長女・次女それに家人が、女3人連れでインド北部、ヨガの聖地リシケシュにこのアーユルヴェーダの施術を受けに出かけた。ヨガとアーユルヴェーダはインド哲学最古の聖典である
「ヴェーダ」から派生した健康と幸福を目指す思想で共に根本部分は同じである。ヨガは主として精神修行から、アーユルヴェーダは医学の面からアプローチするものと言える。

 リシケシュは羽田から空路香港経由でデリーへ、そこから車で250km北にあり、乗り継ぎ待ち時間を含めてほぼ24時間の行程。娘たちはすでに3・4回同地のヨガ修行に参加しているが家人には初めてのインド。それも観光旅行ではなく健康・美容目的の泊まり込みの受診と結構ハード。周りからも良く行く気になったと感心された。最も滞在先の
「Mamgain Ayurveda Clinic Rishikesh 」の経営者夫婦は二人ともドクターで、娘たちのヨガの先生と旧知の仲。たびたび来日して診断や簡単な施術をしたりで、家人も筆者も何度か会っている。先方も是非来いとのことで、航空券など必要な予約は次女担当で出発。クリニック付属のコンドミニアム滞在で、食事は部屋付きのキッチンで自前。日本の食材や調味料持参と近所のスーパー調達で和風にアレンジ。現地の食事の基本はベジタリアン。ドクターの住まいも同じ建屋でお互いの料理交換も楽しかったとか。

 パンチャカルマと呼ばれる体内の毒素を出す浄化療法が毎日の日課。セラピストによる全身のオイルマッサージ、ハーブを入れて蒸したハーブボールと言う熱い袋で体中をたたく療法。練った小麦粉をひも状にしておでこ・目・耳・鼻等を囲み、そこにカウンセリングで体調や体質にあった様々なハーブオイルを選んで、吊るしたポットから垂らすシロダーラ療法などを受診。聞くとつらい修行のようだが実は快適だとか。圧巻はこうして全身の毒素を腸に集めて排出させるためのオイルの浣腸で文字通り体内の洗浄療法だ。こうして3人は療法プログラムを終え、インドの生活・風俗・国民性などを垣間見て最終日はデリーのホテル泊でショッピングを楽しみ無事帰国となった次第。3週間滞在のアーユルヴェーダで若返った感じの家人とすっきり顔の娘たち。有意義で貴重な体験旅行だったに違いない。

 *註:2011年1月号「ヨガ」を参照ください。

2月号 「飲み友達」

 『飲み友達』が年々減って行きます。ゴルフ仲間も同様ですが、交友関係は大方が同世代中心ですから、我々の世代、80歳前後はやはり人生の峠でしょうか。この年代から、ガン・脳梗塞、膝・腰・肩の痛み、諸内臓の疾患と数え切れないほどの不調や故障が急激に増加。勢い、飲み会やゴルフに限らず外出・集会も昔のようにはいかず、「年は争えない」ことを実感するようになります。筆者の場合、高血圧・痛風持ち・肩ひじ膝で内科と整形外科の定期的な通院をしていますが、幸い、今のところは酒・ゴルフと運転はほぼ誘いを断ることなく完走している状態です。

 さて、こうした中、最近若い飲み友達が増えました。と言っても、我が愚息です。この息子、親が言うには口幅ったいのですが、愚息というにはなかなかよくできた男で、家族思い。3人の姉からも好かれて独身の一人暮らしを謳歌しています。住まいは拙宅から徒歩30分足らずで、月に数回徒歩か自転車でふらっと寄ります。と言っても必ず何らかの食材とアルコール類などを持参。料理は得意、煮る・揚げる・炒める…なんでもござれ。餃子・春巻きは皮も自前で作り、ピザ・パスタ・タコス・パエリア・トルティーヤなどエスニック料理もお任せです。家に来ると台所に直行、下ごしらえをした食材を用意したりでものの20分ほどでつまみや料理を作ります。さて料理ができて、乾杯。ビール・日本酒は差しつ差々れつ。その後はお好みでウイスキー・ジン・ラム・紹興酒などをてんでにちびちび。アルコールが回ると話も弾み、読書・酒・肴・買い物・アマゾン・ユーチュブの話など、雑多な話題で夜更けまでと言った次第。

 ところで家人と長女次女の3人が1月10日から31日までの3週間インド北部リシケシにある、アーユルヴェーダクリニックに滞在し、施術を受けに行きました。この間筆者も独身生活。息子と二人で我々も温泉につかりゆっくり飲もうと言うことになって、浜名湖畔の舘山寺・愛宕神社前の老舗旅館「山水館欣龍」を予約、28・29日でドライブがてらの一泊旅行に行ってきました。日曜泊でお客はまばら、露天風呂は月と湖を見ながら二人で独占状態。浜松市楽器博物館・浜松城を見学。城脇のランドマーク「ホテルコンコルド浜松」の18階のレストランでうな重を奮発し帰路へ。往路は新東名・帰路は東名利用、二人交互運転600㎞走行の親子旅でした。

 

1月号 「出生数」

 昨2023年のわが国の『出生数』は推計で72万6千人程度になる見込みで、2022年に初めて記録した80万人割れをあっさり更新する状況だ。戦後の第1次ベビーブームでは250 ~260万人、この時生まれた赤ちゃんが親となった第2次ベビーブームでは200万人越えの出生数を数えたが以降減少の一途をたどり、2016年に100万人を割ってからは減少が加速。当然ながら、一人の女性が生む子供の数(合計特殊出生率)も、人口維持に必要な2人以上に遠く及ばず2022年には1.26となってこちらも過去最低となってしまった。人口が減って栄えた国は有史以来ないらしいが、少子高齢化が一段と進み、将来社会機能の低下や生活水準の維持が困難になりかねない。異次元少子化対策とこども家庭庁はどうなっているのだろうか…。

 さて、初孫が2歳になった我が家では昨年7月2人目の孫も誕生し、彼女等の母親は出生数2.0でノルマ達成となった。一方、筆者の娘3人の平均出生数は今のところ0.67で言 い訳は難しいが、家人の出生数は4.0であるから勘弁してもらいたい。2番孫の名前は乙葉(おとは)。性別が判明したときに産院で「また女の子ですよ。」と気の毒そうに言われたそうで、「私は3女ですから。」との返事に、「あら!それじゃあ、いいわね。」だったとのこと。今では2人生めばまずまず、男女一人ずつ生むのが理想と言うこととか。出生数が伸びない要因の一つだ。

 この12月に家族4人で筆者宅に滞在、これが乙葉との初対面。夫君は3日間で仕事復帰、母子は2週間の滞在であった。よく笑うぽっちゃり系で周りを和やかにしてくれる。チャイルドシートが2台必要だったが2台目はシートベルト固定式でなく、リアシートに隠された2か所のフックに固定するだけの簡単脱着。筆者の車にもすでにこうしたフックがあったのは知らなかったぁ! ベビーカーにはトレーラーを繋げて二人乗車ができ、おむつも交換簡単の使い捨て、ゴミ出し日に通常のポリ袋におむつと書けば収集してくれて、これは近い将来筆者もお世話にるかも…。おんぶ抱っこひもも多用途のハーネス式になって、我々が経験した50年前の子育て環境とは格段の進歩だ。にもかかわらず子供を産まなくなった女性たち。こうした進歩と女性の社会進出を阻むジェンダー格差大国日本。保守・保身に明け暮れ、変化を嫌う男性社会を改善することが急務なのだ。

 

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